インフルエンザに対する免疫

毎年インフルエンザの流行とワクチン接種前に、インフルエンザに対する免疫を持つ人の割合が調査されています。感染リスクを50%抑える免疫がある人の割合が年代別に報告されています。A型H3に免疫がある人は、4歳以下10%、5歳〜69歳25〜45%、70歳以上50%です。A型H1に免疫がある人は、すべての年代で0〜11%であり、昨年の調査より免疫がある人はかなり少ない結果です。B型に免疫がある人は、14歳以下0〜6%、15〜54歳10〜20%、55歳以上30〜50%であり、年代が低くなるに従い免疫がある人が少なくなります。このように、感染を50%抑える免疫がある人でさえ少ないことから、とくにワクチンを接種していない人では、インフルエンザの流行は避けられなかったことに加えて、今後の  B型の流行拡大が懸念されます。

かきざき小児科アレルギー科クリニック

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