1歳半未満の抗体保有率

胎児期に母体から移行した抗体の影響を調べるために、生後0ヶ月から17ヶ月まで3ヶ月齢ごとに詳細な抗体検査が行われました。これにより、母体から受け継いだ移行抗体は生後5ヶ月まで残っていることがわかりました。この移行抗体の影響がないと思われる生後6ヶ月から17ヶ月の抗体保有率は26.8%であったことから、1歳未満の乳児の2割から3割程度が感染したと推測されています。また、診療所の検体による全年齢調査では、0歳から4歳の59.6%が感染したという結果であったことと合わせて考えると、1歳半から4歳でこれまで感染した者が多いと考えられています。

かきざき小児科アレルギー科クリニック

かきざき小児科アレルギー科クリニックのサイトです。 2020年12月に開設しました。

0コメント

  • 1000 / 1000