診療所の検体を用いた抗体保有率調査

診療所で採血した血液の残りを用いて、全年齢の抗体保有率の調査が令和5年7月から令和6年3月まで合計4回行われました。令和5年の1回目調査では平均45.3%でしたが、令和6年3月4回目調査では60.7%でした。0歳から4歳59.6%、5歳から9歳90.6%、10歳から14歳86.5%、15歳から19歳85.8%、20歳以上は年代が上がるにつれて減少し、60歳から69歳51.9%、70歳から79歳32.8%、 80歳以上36.9%でした。このように、小児の抗体保有率は高く多くの小児がこれまで感染したことがわかりました。一方、70歳以上では3人に1人程度しか感染していません。また、1歳未満の抗体保有率が1歳以上より高いとう結果であったことから、1歳未満では、胎児期に母親から移行した抗体による影響があると推測されました。

かきざき小児科アレルギー科クリニック

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