手足口病が流行中
手足口病は、夏に5歳以下の子どもの間で流行する感染症です。原因は、コクサッキーウィルスとエンテロウィルスの数種類のウィルスがあります。したがって、何度でも罹患する可能性があります。また、幼少期に感染していない型のウィルスに感染すると大人でも感染します。
症状は、発熱と口の中、手、足の末端の水疱性発疹です。まれに髄膜炎や脳炎を起こすことがあり、けいれんや意識障害が出た場合にはできるだけ早く医療機関を受診する必要があります。
大人が感染した場合、発疹が強く現れるといわれています。また発疹が出る前に高熱が出ることがあって、他の感染症と勘違いされることもあります。
弘前保健所管内では、先週の集計から流行が警報レベルになっています。ただし、インフルエンザと警報レベルには違いがあります。インフルエンザは1週間1医療機関あたり30人以上が警報レベルですが、手足口病の場合は5人を超えると警報レベルになりますので、警報レベルといっても、インフルエンザよりはかなり患者数が少ないことになります。実際、弘前保健所管内の患者数は6.75人です。
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