新型コロナに感染した人の割合
血液中の新型コロナの抗体を調べることにより、これまで感染したことがあるかが分かります。新型コロナは令和2年から流行しましたが、全国規模の抗体保有率調査は、令和4年11月から令和6年3月まで合計8回実施されました。しかし、この調査では献血の検体を用いたため、16歳から69歳が対象であり、小児と高齢者の実態は分かりませんでした。小児と高齢者の抗体保有率を調査するため、診療所で採血した血液を用いて全年齢の調査が令和5年7月から令和6年3月まで合計4回実施されました。この調査では、1歳未満の抗体保有率が1歳以上より高いとう結果が出たことから、乳児では母親から移行した抗体の影響がある可能性が示唆されました。母親から受け継いだ抗体の影響を調査するために、令和6年1月から2月に1歳半未満を対象に詳細な抗体検査が実施されました。これらの結果を次に紹介します。
0コメント