ニパウイルス感染症について

致死率が高いこととヒトからヒトへの感染があることから、世界保健機関WHOでは、パンデミックの可能性がある感染症として警戒しています。

1998年マレーシアで初めて患者発生が確認されました。以後、バングラディッシュやインドではほぼ毎年患者報告があります。今のところ、日本での患者発生はありません。

致死率は、マレーシア・シンガポールの集団感染では約40%、バングラディッシュでは約72%、インドでは約50~90%とであり、極めて高い致死率が報告されています。

もともとはオオコウモリが持っています。幸いオオコウモリは日本にはいません。このオオコウモリとの接触やオオコウモリの唾液や尿により汚染されたナツメヤシの樹液や果物を食べることにより感染します。また、感染した豚との接触で感染し、患者の血液・体液との接触によりヒトからヒトへ感染します。

治療薬やワクチンはありません。流行地では、オオコウモリや豚と接触しないこととナツメヤシの樹液や洗っていない果物を食べないこと、患者と接触するときは厳重な接触感染対策をとることにより予防するしかありません。

かきざき小児科アレルギー科クリニック

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